前回の血液検査でリンは糖質を減らしタンパク質を多めにした事とヨーグルト作りの試食が祟り6.6mg/dLまで上がりました。
自分の記憶が確かなら11/20が血液検査の採血なので土日に羽目を外さない為にもリンの食事制限の復習をしてブログに書いてみました。
何故リンを制限するか
リンは体内のカルシウムと結合して、骨や歯を丈夫にする物質です。腎臓の機能が低下すると、不要なリンを尿中に排泄することが難しくなり、血液中にリンがたまりやすくなります。
すると人体は、バランスを保つために骨からカルシウムを取り出すため、骨がもろく弱くなってしまいます。
またリンとカルシウムが体のいろいろなところ(血管、腱、肺など)に沈着して、動脈硬化や異所性石灰化(必要のないところに石灰化がおきること)を起こすこともあります。
こうした問題をできるだけ防ぐためには、リンの摂取量を減らして血液中のリンの濃度を適正な値に維持することが必要なのです。
出典 腎臓病なんでもサイト NPO法人腎臓サポート協会 Q2.なぜ、リンのコントロールが必要なのですか。
低リン血症
透析患者のリン(P)の基準値は3.5〜6.0mg/dLですがリンが基準値2.5 mg/dLを下回る場合を低リン血症と言います。
消化管からのリンの排泄の増大、腸管からのリン吸収の減少、食事としてのリン摂取の減少も原因と考えられるので主治医と相談して低リン血症に対応して下さい。
高リン血症
透析患者のリン(P)の基準値は3.5〜6.0mg/dLですがリンが基準値5.0 mg/dLを上回る場合は高リン血症になります。
リンが高い場合は食事制限ではリンはタンパクの多い食品に含まれてるのでタンパク質を制限します。
特に乳製品、小魚に含まれてるので注意が必要です。その他にも加工食品やインスタント食品に食品添加物としてリン酸塩が含まれてるの1番に避けるべき食品です。
タンパク質は体に必要な栄養素なので食事制限し過ぎるのも問題なのでリンの吸着剤に使い上手にリンをコントロールして下さい。
リンのコントロールのまとめ
リンのコントロールはタンパク質を過不足なく摂取しながらリンの吸着剤を確り飲んでのコントロールが基本です。
透析量を増やしてリンを除去出来る方法も有りますが透析量を増やすには時間(長時間もしくは頻回)を増やすか血液流量(QB)を上げるかです。
透析量を増やすには病院の経営方針等も関係するので難しく出来る所は既に時間延長か血液流量を増加をしてるかお願いが有ったと思います。お願いが有り未だ対応されてない方は是非透析量を増やす方向で検討してみて下さい。