闘病マニア

1999年3月21日にくも膜下出血、2004年2月4日からの人工透析してるPKD(多発性嚢胞腎)患者の闘病を主に書いてます。闘病生活も10年を超えると生き延びる為に自分の病気にやたら詳しくなりマニア化してます。ただし不良透析患者なのでコイツ大丈夫と思われる事も多いと思いますが反面教師として役立てて頂けると幸いです。最後にくも膜下出血して透析してても元気にやって行ける事が多発性嚢胞腎の皆様に伝われば何よりです。

多発性嚢胞腎の治療法について書いてあるHPの紹介

 

杏林大学:多発性嚢胞腎研究講座(Autosomal Dominant Polycystic Kidney Disease, ADPKD):治療法について(サムスカによる治療、一般的治療法)

 

今回嚢胞感染で入院して色々と多発性嚢胞腎と感染症の抗菌薬を調べてたら上記の杏林大学医学部付属病院の多発性嚢胞腎啓発ウェブサイトに辿り着きました。サムスカによる治療と一般的治療に分けられ必要な情報が漏れなく書いてあり何で今の今まで知らなかったのか不思議に思ってます。

 

ムスカによる治療

ムスカの治療に関してはとても詳しく書いて有りますが参考程度に留めて現在の主治医からの指示に従って治療を続けて下さい。

 

一般的治療

1.高血圧の治療

   こらも主治医と良く相談して高血圧の治療を続けて下さい。

 

2.頭蓋内出血の予防

    MRアンジオグラフィーが必要とドクターが言えば行って下さい。自分はMRI非対応のクリップが頭の中に入ってるのでMRIでは無くて3年毎にCTで脳動脈瘤の検査してます。

 

3.腎機能の保全と透析の導入

    PKDのガイドラインでも低タンパク食は推奨してませんでしたがここのホームページでも多発性嚢胞腎患者の低タンパク食の効果が無いのではと書かれてました。

    医師の指示に従って透析導入一カ月前にシャントを作り透析導入に備えて下さい。

 

4. 腹部膨満、感染、出血の治療

     腹部膨満は肥大した腎臓、肝臓の影響が有り腎摘出、塞栓術など色々な手立てが有るのでドクターと良く相談して治療方針を決めて下さい。

    抗菌薬はセファロスポリン系やペニシリン系、アミノグリコシッド系の抗菌薬や脂溶性の高いシプロフロキサシン、エリスロマイシン、テトラサイクリン、トリメトプリムが効くようで現在ニューキノロン系のクラビット(後発薬のレボフロキサシ)中心の抗菌薬治療ですが別の抗菌薬でも良さそうで選択肢が増えそうです。

     血尿に関しては尿路の悪性腫瘍でない事が分かれば積極的な治療は無く安静にするだけだそうです。

 

まとめ

杏林大学医学部付属病院のホームページは知ってましたがここまで多発性嚢胞腎の治療にフォーカスを当てて書いて有るとは思いませんでした。特にピンポイントで抗菌薬について書いて有る事は今回嚢胞感染で入院して抗菌薬のターゲットが見つからず抗菌薬探しが難航してる当方には大変参考になるホームページでした。