闘病マニア

1999年3月21日にくも膜下出血、2004年2月4日からの人工透析してるPKD(多発性嚢胞腎)患者の闘病を主に書いてます。闘病生活も10年を超えると生き延びる為に自分の病気にやたら詳しくなりマニア化してます。ただし不良透析患者なのでコイツ大丈夫と思われる事も多いと思いますが反面教師として役立てて頂けると幸いです。最後にくも膜下出血して透析してても元気にやって行ける事が多発性嚢胞腎の皆様に伝われば何よりです。

医療格差より患者格差が問題だと思う

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自分は全国で約24,000人居ると言われてる多発性嚢胞腎と言う難病で闘病してます。病気が分かった出来事は19年前に多発性嚢胞腎の合併症であるくも膜下出血になった事によります。

 

医療格差

東京を除く関東の医師が少なく四国、中国、九州地区に多い西高東低による医療格差も有りますが多発性嚢胞腎は全国に24,000人しか居ない稀有な病気なので全国的にどうしても多発性嚢胞腎を知ってるドクターは少ないです。

 

多発性嚢胞腎専門医は東京に偏在していて多発性嚢胞腎の専門医が道府県に1人居れば良い方だと思ってます。自分が15年前の2003年に知ってた保存期の過剰なカフェイン摂取は嚢胞腎を大きくするのを促進する話は新潟の医師からは聞いた事が有りません。

 

また嚢胞腎を持ってる患者は肝嚢胞を持ってる事が多いけど新潟の腎臓病の専門医で問診された医師は1人しか居ませんが東京女子医大順天堂大学病院で腎臓病の専門医から診察されると医師が変わる度に必ず肝嚢胞ついて問診されます。

 

患者格差

医師不足なので医療格差が発生するのは仕方ないと諦めてます。しかし日本では幸いな事にどの医療機関にかかるか患者が自由に選択出来るので お金と手間暇が必要ですが医療格差は縮める余地が有ります。

 

治療に当たり近年重要視されてるのが患者力です。近年では患者に複数の治療方法を提示して医師と患者が協業して治療方針を決めていく場合が増えてます。

 

その時に患者力が無いと医師とのコミニュケーショすら取れずお任せ治療になり易く後で後悔する事が多いようです。

 

透析してる方ならご存知とは思いますがお任せ透析の人と患者力の高い人では透析量が異なる場合が多く患者力の高い人に元気な人が多いです。つまり患者間に格差が生じてます。

 

今回は透析治療を例に出しましが他の病気でも同じ事が言えます

 

まとめ

医療格差が有っても患者力の高い人は自らの出来る範囲の中でベターな医療機関を探し当て通院します。

 

なので患者力の高い人達には医療格差は殆ど関係ないですが問題は2流患者とか残念な患者とか言われる患者力の低い人達です

 

患者力が低いとどんなに病院ランキングの高い医療機関を受診しても最良の治療成果が出ない事が多いと思われます。

 

患者力を高めると一部の医師や看護師から煙たがれますが自分の身体は自分でしか守れないので皆さまも患者力を高めて後々後悔の少ない納得した治療をして頂きたいと思います。

 

参考文献

・日本の医療格差は9倍 医師不足の真実(光文社新書) 著者:上昌広

・一流患者と三流患者 医者から最高の医療を引き出す心得(朝日新書) 著者:上野直人